ランニングコストもリーズナブル、家中どこでも暖かい お部屋は当然、トイレや脱衣、お風呂も冷めにくく快適!ヒートショック予防にもつながると好評です。小さなお子様やペットがいるご家庭に安心してお使いいただけるシステムです。
実は輻射熱暖房の暖かさは微妙です、なぜなら室温はそれほど高くないですし床自体の温度もせいぜい22度~25度、床でうたた寝していても低温火傷の心配は皆無です。では、なぜその室温でも暖かいと感じるのでしょうか?その秘密が遠赤外線です、例えば空調機器で暖められた室内の空気温度が22度でも壁の温度や床の温度はそこまで暖まってはいません、熱は高いところから低いところへ移動します、ですから冷えた壁や床に体温がうばわれ(移動する)から冷えを感じてしまうのです。その点、畜熱床暖房は常時輻射熱を発し壁や床もほぼ同じ温度ですから室温が高くなくても冷えを感じないのです。その効果が脱衣室でもお風呂でも・・もちろんトイレや廊下でも。ヒートショック事故の防止につながる理由はココにあります。
基礎内に敷設された温水配管の一例です。一般的な住宅基礎(一体型基礎・通称べた基礎)に使われるコンクリートの中に緻密に配置された架橋ポリエチレン管の中を温水が循環してコンクリートに蓄熱させます。その熱量はおよそ7万カロリー、深夜電力を利用して蓄えられた熱は昼間ゆっくりと連続で放熱(遠赤放射熱)して床、壁、天井を暖めてくれるのです。ですから足元からポカポカ。一般的な暖房設備が電源や、火を止めると急激に温度が下がってしまうのに対し、このシステムは放射熱が壁も天井も暖めているから急激な温度変化も有りません、現代の高気密高断熱の住宅に最適といえるシステムです。。
「優しい温度の床暖房」だから柱や梁が現しになっている住宅とは相性が抜群です。床を直接加熱する温水床暖房や電気式ヒーターの床暖房はランニングコストが高いだけではなくその加温する熱の高さゆえに使用する材料が「床暖房対応」の素材に限られてしまいます、その点加温温度が低くても効果の高い蓄熱式温水床暖房では素材を選ばず使用する事ができるのです。床暖房を設備したいがために「え~無垢のフローリングダメなの!」なんてことないのです。もちろんですがテラコッタのタイルでも塩ビ床タイルでもカーペットでもなんでもOKです。木材はそれ自体熱の移動が低い素材、温水蓄熱床暖房の穏やかな遠赤外線の熱であたためられその効果を一段と高めてくれるのです。
コスト比較は単純ではありませんが、コストとはそのシステムを使い続けられる期間も含めて考えなければなりません。
こうしたコストも検討するとやはりヒートポンプ利用の蓄熱床暖房の優位性は高いと言えます。